コラム”be mellow” Vol.01

コラム

誰かに憧れるということ

「あの人だったらどうするだろう?」

何かに迷ったとき、人生の岐路に立ったとき、人は色んな形で答えを見つけようとする。それが占いだったり、誰かからのアドバイスだったりするわけだけど、わたしにとって“それ”はいつも本だった。

特に中高生の頃、大学生の姉が読んでいたファッション雑誌の連載でもあった五木寛之さんの『四季』シリーズにはハマっていた。

波留子、奈津子、亜希子、布由子の性格の異なる四姉妹それぞれを主人公にした小説で、人生の苦境において、それぞれに答えを出して歩んでいく姿に共感して、時には自分が主人公になりきって、ストーリーの展開に一喜一憂していた。

特にわたしのお気に入りだったのが自由奔放で格好いい奈津子。自分にはない大胆な部分を求めていたのだろうと今ではわかるけれど、「奈津子だったら絶対にこうする! わたしも!」と勇気を振り絞って、前に進むきっかけにいつもなっていた。

そんな頃から四半世紀以上が経ち、このSoMe代表のおっきーから事業の構想を聞いたとき、ふと頭に浮かんだのもこの本。

「女性一人ひとりが自分のやりたいことをできればいいけれど、そうじゃないやん? そんなときにも他人と自分を比べて羨むんとちがって、自分の置かれた状況やその仕事(家事・育児)の大切さを認識して、楽しめる人が一人でも増えるようなものを作れたらなぁ」とおっきーはパンケーキを頬張りながら、そんなことを語っていた。

育児や介護で仕事を諦めている人、逆に子育てに専念したいけれど、働かざるを得ないという人だっている。ノイローゼになったり、孤立して子どもに辛く当たってしまう人だっているだろう。3人の子育てをしていたわたしだって、そういう経験と無縁ではない。

そんな人たち全ての解決策を提示するのは難しいけれど、「あ、こんなことできるんだ」、「こんなふうになりたいな」と思えるようなロールモデルを紹介することで、きっと希望を持てる人はいる。

 

女性起業家を紹介してその事業の力になりたい。と同時にそんな女性起業家に将来の自分の姿を重ねて希望を持って欲しい。それがSoMeの大切なテーマの一つでもある。

 

続けて読みたい